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マイナス水素くん 



 第8回 維持透析患者のための補完・代替療法研究会九州支部



放射線治療後の肋軟骨壊死の痛みに対し水素シートが著効した1例



医療法人衆和会 桜町クリニック、水素と医療研究会
吉田初音、小坂直子、小嶋幸徳、白井美千代、山中真樹子、舩越 哲、森 吉臣



【症例】
58歳男性、診断は#1 慢性腎不全、#2 2型糖尿病・糖尿病性網膜症、#3 HCVキャリア・肝硬変、#4 原発性肝癌、#5 放射線照射後肋軟骨壊死。

【経過】
発症は不詳の糖尿病があり、コントロールは不良で、網膜症と腎症を有している。またHCVキャリアである。2009年に単発性の肝癌と診断され、基礎に肝硬変・糖尿病性腎症があったため手術困難と判断し、同8月に重粒子線治療を受けて完全寛解となった。その後腎障害が進行し、2009年12月3日に血液透析導入となった。重粒子線照射後約6ヶ月(2010年3月)頃より、重粒子線入行部である右肋骨部の痛みが増強してきた。各種鎮痛剤・湿布による対症療法を行っていたが痛みは改善せず、痛みのため透析を時間前に中断することが多くなり、透析治療の継続が危惧された。
これに対して、水素含有シート(『爽やか水素シート』、サンテック、東京、以下「水素シート」)を、透析前に右肋骨部に貼付したところ、痛みはVASスケールにて8から2と著明に改善し、鎮痛剤と湿布の使用量が激減した。「水素シート」による除痛は翌日午前中まで持続した。

【考察】
放射線照射後の肋軟骨壊死に対する根本的な治療法はなく、時間経過を待つしかないのが現状である。一方、炎症部位の酸化ストレスに対し、イオン化水素が効果的との報告は散見されるものの、外用薬としての効果におけるエビデンスはまだない。今回、皮膚表面から近い肋骨の炎症で、かつ治療が極めて困難な放射線照射後肋軟骨壊死に対し、「水素シート」が著効を示した。今後症例を加えて更なる効果を検討したい。


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