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マイナス水素くん 



珊瑚カルシウムのラットを用いる単回経口投与毒性試験

要約

 珊瑚カルシウムの安全性を評価するため、Sprague-Dawley系ラットを用い、無作為で処理群と対照群に分け、各群には雌雄5匹ずつであり、珊瑚カルシウムを 0 又は5000 mg/kg体重でラットに単回経口投与し、その急性毒性を検討した。
 結果としては、珊瑚カルシウムを投与した後の動物では、雌雄とも死亡例と一般状態の異常が認められず、体重増加は対照群と同じ、また観察期間終了時の動物剖検の異常所見は認められなかった。
 以上の結果から、雌雄ラットとも珊瑚カルシウムの投与による半数致死量(LD50)値は5000 mg/kg体重以上であると推定された。


1.試験目的

 珊瑚カルシウムの単回経口投与短期間の危険性を評価するため、本試験は雌雄ラットに珊瑚カルシウムを単回経口投与した後14日間以内の急性毒性について検討した。
化学物質試験のガイドラインOECD (OECD. Guideline 407 for the testing of chemicals: repeated dose 28-day oral toxicity study in rodents.1995)を参考し本試験を実施した。


2.試験材料及び方法

2.1 被験物質

 珊瑚カルシウム(株式会社サンテ・コーポレーション、含量12.5%)は灰白色の粉末である。
気密容器に入れ、室温で保存した。
使用前に蒸留水で懸濁液を調製した。

2.2 試験動物

 雌雄Sprague-Dawley系ラットは大連医科大学実験動物センターより入手した。
動物合格証番号:遼実動質字[2000]028号。
5週齢のラットを本動物実験室で7日間検疫、馴化した後に被験物質を投句した。
動物数は各ケージに5匹ずつ(同じ性別)であり、ケ−ジの中に軟らかい木屑を敷いた。
動物実験室の温度は23〜25℃、相対湿度は50〜60%、換気回数は約12回/時、照明は明12h暗12hとした。
動物飼料は棒状の、乾燥した基礎飼料で、飲水(水道水)制限なし。

2.3 群構成、投与方法及び投与量

2.3.1 群構成
 動物は体重により無作為で試験群と対照群に分けられた。各群は雌雄5匹ずつである。
被験物質を投与する時の体重:雌ラット130-152g、雄ラット153-170g。

2.3.2 投与方法
 本被験物質は健康食品で臨床で経口投与なので、胃チューブで強制経口投与を使用した。
対照群には同じ方法で蒸留水を投与した。
投与量は1.0ml/100g体重とした。 1日1回、被験物質投与前に16h絶食させ、被験物質投与した3h後に飼料を食べさせはじめた。

2.3.3 投与量
 本被験物質は珊瑚で作ったもので安全性が高い。
化学物質試験のガイドラインOECD(NO.425)に基づいて限度用量(limit dose)5000 mg/kg体重を用いた。


3.観察及び検査項目

3.1 一般状態及び死亡状況、体重及び摂餌量

 被験物質投与後の動物の一般状態及び死亡状況を観察した。毎日1回以上、14日間続いた。
被験物質投与後の1、3、5、7、10、13、14日目に体重を測った。

3.2 剖検

 被験物質を14日間投与後、動物はエーテル麻酔下で安楽死をさせた。
各器官と組織の異常有無について肉眼で観察した。


4.統計学の解析

 処理群と対照群との体重比較はStudent'st 検定を用いた。


5.試験結果

5.1死亡状況及びLD50値

 被験物質投与後の観察期間で死亡例は、雌雄動物ともに認められなかった。
そこで、 LD50値は雌雄ラットともに5000 mg/kg体重以上であると推定された。

5.2一般状態
 被験物質投与後の観察期間で雌雄動物ともに異常が認められなかった。
被験物質投与後1日目に処理群ラットの雌雄ともに灰白色の糞便が現れたが、投与後2日目になくなった。
被験物質投与後のラットの灰白色の糞便は被験物質の色に繋がる可能性がある。

5.3体重
 処理群ラットの体重は、雌雄とも対照群との間に有意差は認められなかった(図1)。

5.4剖検
 処理群ラットの器官と組織の異常有無について肉眼で雌雄ともに認められなかった。


6.結論

 珊瑚カルシウムの5000 mg/kg体重をラットに単回経口投与後、動物の一般状態の異常と死亡例は認められず、体重増加に関しては対照群との有意差が認められなかった。
また、観察期間終了時の動物剖検では器官と組織の異常所見は認められなかった。
以上のことから、雌雄ラットとも珊瑚カルシウムの投与による半数致死量(LD50)値は5000 mg/kg体重以上であると推定された。

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