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マイナス水素くん 



食べるマイナス水素イオンの
   1,1-dipheny-2-picrylhydrazyl(DPPH)ラジカル消去作用について

東北公益文科大学 平松緑、高橋知子

1.はじめに


 近年、フリーラジカル・活性酸素が老化や癌、動脈硬化、糖尿病など様々な疾病に関与していることが明らかになりつつある。
フリーラジカルとは、最外殻軌道に不対電子をもつ原子や分子を示す、この不対電子は不安定な場合で、対になろうとするため反応性に冨み、活佳が高い1)活性酸素(種)とは空気中の酸繁(三重項酸素3O2)より活性の強いものを示し、狭義の活性酸素はスーパーオキシド(O2'-)、ヒドロキシラジカル(HO・)、過酸化水(H2O2)一重項酸素(1O2)を表す。
このうちフリーラジカルはO2-、HO・である2)。
フリーラジカル・活性酸素の関与する疾病の予防には抗酸化物の摂取が有効であると考えられ、現在様々な研究が進められている。
 今回は、抗酸化物としての可能性が示唆される3)食べるマイナス水素イオンのDPPHラジカル消去作用について検討し、消去作用が認められたので報告する。


2.実験方法

2-1実験材料

 食ぺるマイナス水素イオンは株式会社創造的生物工学研究所により供与された。
カプセル中の粉末0.15gを100mlのメスフラスコにいれ、蒸留水でメスアップした。
その後攬拌したが完全には溶けず、白濁し、メスフラスコの底には黒色の沈殿物が見られた。
そのため 3,000rpm、4℃で10分間遠心し、その上澄み液を実験に使用した。
この状態を濃度100とし、蒸留水で2倍に希釈したものを50、4倍に希釈したものを25、10倍に希釈したものをし、100倍に希釈したものを1として濃度を表示した。

2-2 フリーラジカル消去作用の分析

 実験にはフリーラジカルの指標としてDPPHラジカル(和光純薬株式会社)を用いた。
エタノ−ルは特級を使用した。
DPPHはエタノールに溶解し、30μM濃度とした。分析は3OμM DPPHエタノール溶液100μlに試料溶液100μlを加え、ボルテックミキサーで撹拌後、混合溶液を扁平セルに取り、電子スピン共鳴装置(Electron SpinResonance: ESR スペクトロメーター)を用いてDPPHラジカル濃度を測定した。
なおDPPHエタノール溶液こ試料溶液を加え、60秒後に測定を開始した。


3.実験結果と考察

3-1 DPPHラジカルのシグナル

 30μM DPPHエタノール溶液100μlに蒸留水100μlを加えて電子スピン共鳴装置で分析すると、5本線のシグナルがえられた。
両端のシグナルはマンガンで、外部標準として用いた。
DPPHラジカルの濃度は、DPPHラジカルの5本線の真ん中のシグナルの高さに対する左側のマンガンシグナルの高さの比(相対比)で示した(図1)。




3-2「食べるマイナス水素イオン」のDPPHラジカル消去作用

 食ぺるマイナス水素イオンはDPPHラジカルを濃度依存的に消去し(表1、図2、図3)、
DPPHラジカルを半分消去する濃度(IC50)は525μg/mlであった。なお、水溶性の代
表的な抗酸化物であるビタミンCのIC50はO.69μM/mlであった(4)。

3-3考察

 今回の実験により、食べるマイナス水素イオン水溶液にはDPPHラジカル消去能があることが認められた。
この成果は、フリーラジカルが関与する疾病に食べるマイナス水素イオンが有効であることを示唆する。

表1.食べるマイナス水素イオンの1,1-Diphenyl-2-piceylhydrazyl(DPPH)ラジカル消去作用

 濃度  0 10  25  50  100 
 測定(1)  1.15 1.17  0.96  0.86  0.24  0.03 
 測定(2)  1.17 1.17  1.04  0.85  0.21  0.03 
 測定(3)  1.18   1.04  0.88  0.28   
 平均  1.17 1.17  1.01  0.86  0.24  0.03 

図2.食べるマイナス水素イオンの1,1-Diphenyl-2-piceylhydrazyl(DPPH)ラジカル消去作用

図3.食べるマイナス水素イオンの1,1-Diphenyl-2-piceylhydrazyl(DPPH)ラジカルに板する消去作用のスペクトル

(1)食べるマイナス水素イオン 濃度100
(2)食べるマイナス水素イオン 濃度 50
(3)食べるマイナス水素イオン 濃度 25

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