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私たちは水素についての臨床、基礎研究を進めています



マイナス水素くん 



4K-4a 

膜脂質に対するフラボノイド類の抗酸化活性


○青山佐喜子1,2、山本由喜子1 
(1大阪市大院・生活科学、2大阪夕陽丘学園短大)

【目的】 フラボノイド類が抗酸化活性を示すことはよく知られているが、生体内における抗酸化活性発現機序についてはいまだ十分に解明されていない。そこで本研究では、フラボノイド類のうち食品に広く分布しているケルセチンとケンフェロヤルについて、生体膜脂質モデルであるリボソームに対する抗酸化活性を比較し、さらにそれらフラボノイド類と膜脂質との相互関係を検討した。

【方法】 卵黄由来のフォスフノチジルコリン(PC)とO.O1Mトリス塩酸緩衝液(pH7。4)を用いて、Vorteχ mixer一超音波処理の操作によりリボソームを調製後、37℃で保存し、その脂質酸化の程度をTBA法により測定した。ケルセチンケンフェロールの添加はリボソーム調製の前にPCと混和する場合と、リボン、ム調製後に混和する場合の2種類の方法を用いて比較した。また、アスコルビン酸、α-コフェロール、トロロツクスのような他の抗酸化物質のリボソームに対する抗酸化活性とも比較した。フラボノイド類の膜脂質への結合性は、リボソームに取り込まれたフラボノイドをHPLCで直接測定する方法と蛍光プローブの蛍光強度の変化から測定する方法を用いた。

【結果・考察】 リボソームの調製前、調製後、いずれの方法で添加しても、ケルセチンはリボソームに対する抗酸化活性を示したが、ケンフェロールは抗酸化活性を示さなかったバへ取り込まれたフラボノイドの割合はリボソームの調製後に添加した場合、ケルセチン、ケンフェロールいずれも70%以上であった。これらの結果より、ケルセチンとケンフェロールはともに膜脂質に用意に取り込まれるがケルセチンは抗酸化活性を発現し、一方、ケンフェロ―ルには活性を期待できないと考えられた。他の抗酸化物質のリボソームに対する抗酸化活性の結果からは、α-トコフェロールはリボソーム調製前に添加した場合は活性を発現するが、リポソーム調製後に添加しても活性を示さず、添加方法の違いで結果が異なることが考えられた。アスコルビン酸とトロロツクスについてはリボソームの調製前、調製後、いずれの方法で添加しても抗酸化活性を示さなかった。


4K-6a

ルテオリンとその配糖体の四塩化炭素誘発肝障害抑制能と構造特性

○五十嵐喜治、河原木理瑛、佐藤英世
山形大農・生物資源

【目的】 これまでに演者らは、未利用食糧資源としてのベニバナ葉の有効活用を目的としてのその熱水抽出画分(Ex)の生体酸化防御機能について検討レExにヒ、パラコ―ト酸化ストレス負荷ラットにおける体内酸化を抑制することを報告した。また、Exの主要なポリフェノールとして、Luteolin7-0-glucoside (Lut-7-Glo)、Luteolin(Lut)が含まれることを明らかにし、これ。らが、酸化ストレス制御と密接に関わっていることを推察した(1)。今回はこの2種のフラボノイドに注目し、その体内酸化抑制機能について。四塩化炭素誘発肝障害マウスを用いて比較検討した。

【方法】 8週齢初体重35gのddY系雄性マウスに基本飼料を2日間給与後6時間絶食し4群に分けた。対照群と四塩化炭素投与群には0.5%カルボシキメチルセルロースNa塩(CMC)0.2 m!を経口投与しLut-7-GlcおよびLut投与群にはそれぞれを45μmole /0.5% CMC 0.2 mlを経口投与した。経口投与30分後、対照群にはオリーブオイル30μlを、四塩化炭素(ポジティブ対照群)、Lut-7ーGlcおよびLut投与群にはオリーブオeル30μl十四塩化炭素30μlをそれぞれ腹腔内投与しか。四塩化炭素投与22時間後、ネブンタール麻酔下、血液と肝臓の採取を行った。肝障害指標としてのALTおよびASTの活性は血漿を用いて測定した。肝臓のTBARS値、血漿のフラボノイドの様相などについても合わせて測定を行った。

【結果】 Lut投与群では四塩化炭素投与による血漿ALTおよびAST活性の有意な上昇が抑制、あるいは抑制される傾向にあったが、Lut-7ーGlc投与では抑制効果がみられ、なかった。また肝臓TBARSも四塩化炭素投与群に比べて, Lut投与群で低く、Lilt-フーGlc投与群では低下が見られなかった。Lut-7-GlcおよびLut投与群の血漿にはこれらの化合物およびその代謝産物が確認され、たが、概してLut投与群でその存在量が多かつた。Lutの高い効果はその腸管腔からの取り込まれ易乱あるいは高い抗酸化機能に依存すると考えられる。
(1)K. Igarashi et al: Food Sci. Technol. Res. 7,224-230(2001)


4K-5a

α-ナフチルイソチオシアナート投与ラットの肝内胆汁うっ滞を伴う肝障害に対するプロポリスの予防効果

○照屋亜津沙1、細井光紗1、多田昌代1、今井洋一郎2、大橋鉱二3、石川浩章2、太田好次1,4
(1藤田保健衛生大学院・代謝機能学、2藤田保健衛生大短大・臨床生化、3藤田保健衛生大学衛生・臨床生化、4藤田保健衛生大学医・化学)

【目的】 近年、ミツバチが巣の補強、保持を行う際に壁に付着させる物質であるプロポリスが抗酸化作用を示すことが報告されている。プロポリスは、四塩化炭素平D-ガラクトサミン投与ラットの酸化ストレスが関与する肝障害に対して予防効果を示すことが報告されている。a-ナフチルイソチオシアナー町ANIT)投与ラットの肝内胆汁うっ滞を伴う肝障害に酸化ストレスが関与することが知られている。しかし、ANIT惹起肝障害に対するプロポリスの効果に関しては明らかにされていない。そこで、我々はANIT投与ラットの肝障害に対するプロポリスの予防効果について調べた。

【方法】 6週齢の雄性Wistar系ラットは15時間絶食させた後にANIT(75 rag/kg)を腹腔投与した。その投与12時間後にプロポリスを経口投与した。ANIT投与24間後にエーテル麻酔下で下大静脈より採血を行った後に肝臓を摘出した。プロポリスエタノール抽出液は精製水で希釈し、体1Ikg当たり50 mgを投与した。血液より分離した血清はトランスアミナーゼ(ALT、AST)、過酸化脂質(LPO)、胆汁酸y-グルタミルトランスアミナーゼγ-GT)、総ビリルビン(T-Bli)などの測定に用いた。また、摘出した肝臓はLPOの測定を行った。

【結果および結論】 ANIT投与により肝細胞障害の指標となる血清ALTとAST活性の上昇と共に胆汁うっ滞の指標となる血清中の胆汁酸とT-Bli濃度およy-GT活性の上昇がみられた。ANIT投与による血清中のAST、ALT、γ-GTなど活性および胆汁酸とT-Bli濃度の上昇はプロポリス投与で抑制された。また、ANIT投与により血清LPO濃度は上昇したが、この上昇はプロポリス投与で抑制された。ANIT投与により肝LPO濃度は上昇したが、その上昇はプロポリス投与で抑制された。これらの結果より、プロポリスは肝内胆汁うっ滞を伴うANIT惹起肝障害に対して抗酸化作用を介して予防効果を示すことが示唆された。


4K-7a

ガラクトース誘発ラット白内障形成及び高血糖に及ぼす各種抗酸化物質の影響

○窪田洋子1、内野正識1、岩瀬晴信1、大山良治1、礒部明彦2、仲来福3、後藤芳夫4、松本仁1
(1日本薬科大、2群馬県立女子大、3大連医科大、4(株)ゴトー・コーポレーション)

【目的】 我々は還元焼成サンゴカルシウムの抗酸化性及び生理活性の研究を行っている。これまでに本物質が四塩化炭素誘発肝障害に対して、有意に抑制効果を示すことを明らかにした。1)今回は、ガラクトース誘発白内障に対する還元焼成、サンゴカルシウムを含む各種抗酸化物質の影響を検討した。抗酸化物質は単独投与及び併用投与で実験を行い、水晶体の変化、血清及び水晶体のMDA、 SOD値に対する影響を調べた。さらに、ガラクトースに起因する血糖値上昇に対する各種抗酸化物質の影響とそれらの酸化還元電位の測定も行った。

【方法】 動物は3週齢のSD系雄性ラットを用いた。ガラクトースは実験開始後2週目から、15 g/kg体重/dayで、1日2回、2週間連続腹腔内投与した。各種抗酸化物質は実験開始後、胃ゾンデを用いて3週間連続で単独又は併用投与した(ルテイン: 25 mg/kg/day、 ブルーベリ― : 100 mg/kg/day、 還元暁成サンゴカルシウム: 250 mg/kg/day、ト=トリエノール: 85 mg/kg/day)。水晶体の変化は細隙顕微鏡で観察した。また、水晶体の摘出はラットを16時間絶食後、エーテル麻酔下で行った。その後、4℃、 0.15MKC1で均等にホモジナイズした後、Biureth法を用いて水晶体中の蛋白質量を測定した。血清及び水晶体中のSOD、MDA量、酸化還元電位は常法に従って測定した。 なお、還元焼成サンゴカルシウムは(株)サンテ・コーポレーションより提供されたものを用い、その他の抗酸化物質は市販品を使用した。

【結果】 ルテインとブルーベリー 単独及びこれらの併用はガラクトース誘発白内障の形成、を有意に遅延させた。これ、に対して、量元焼成サンゴカルシウム単独及び他の抗酸化物質との併用においては有意な遅延作用は見られなかったが、ガラクトースによる高血糖に対しては、他の抗酸化物質と同様に、上昇抑制作用が観察され、た。このほかに使用した抗酸化物質の酸化還元電位についても報告する。

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